「見ろこのデカイ目!やばいっしょ??」


ナルシ男は顔を近づける。

その分下がる、あたし。


「え?髪染めてる?コレ生まれつきだし」

聞いてもいない質問に応答している。


「なんで鼻たけぇ?あ、生まれつきッス」

そういって鼻をグイッとつかんでいる。



「とにかくこのビューティフォーな俺様が」



なんて言おうとしたのか知らないが

あたしは男の言葉をさえぎった。



「きもい!!!」

一言、ズッバンと。


…言った!

勝ち誇った顔で

その男を見下す。