紅の世界~従者と私~




前を歩いている女の子へついていくと大きな襖の部屋へ通された



「里沙。誕生日おめでとう
あなたも今日で16なのね」



奥には袴を着て正座をして座っているおばあちゃんがいた



そのとき、急に目眩がして心臓を掴まれているような痛みに襲われた



呼吸を整えて座るが、
収まる様子はない



…何っ……これ

誰かに何かされているような痛さ。
心臓がっ……



シンと静かなこの部屋にはあたしとおばあちゃんの2人しかいない


「理沙、今から言うことをよく聞いてください。この龍鬼家は昔悪事を行った者たちを封印してきたのです。16歳の日を迎えると力が覚醒し、皆を守る役目を与えられるのです」


ナニヲイッテイルノ??


あたしの先祖が封印してたってこういうことだったんだ



家に帰ったらって・・・

やっとわかった。



でもみんなの口からいってほしかった。あたしだけ仲間はずれみたいな気持ちは嫌だ




けど、槞火のあの姿は??




「今日、白兎家の者と会ったそうですが、あまり関わってはいけませんよ??
あなたの先祖に恨みを持った者がくるかもしれません。
それと……理沙、あなたも見たと思いますけど、槞火の姿は・・・いや。あなたの幼馴染はみんな龍鬼家を守ってきた一族なのです。」