戸惑いを隠せない私の固く握った手のひらを小さな手でこじ開け、男の子は花束を置いた 「…誰かにあげる物だったんじゃないの?私が貰っちゃっていいの?」 私が話し終わる前に男の子は背を向けて歩き出してしまった