☆年下×男子☆

真っ黒なくるんとゆるやかな巻髪の色白な男の子が目の前に立っている





(え?)





戸惑う私の顔を緑色混じりの焦げ茶色の瞳が不思議そうに覗く





「あの…迷子なのかな?」




バレエ教室の関係者の弟だと思った私はとっさに迷子だと思った





『ん〜ん』



幼稚園くらいなのかな?
小さな男の子は幼い澄んだ声で頭を横に振った





「…じゃあ、誰かを探しにきたのかな?」