生きる

陽助と同じように、運転手も浮遊霊状態でいた。
急なことに、陽助は驚きが隠せなかった。
「なぜ、あなたも。」
運転手が陽助に気付いた。
慌てて頭を下げ、泣き始めた。
「すいません、すいません。あのとき、本当に。」
そんなこと、今はどうでもよかった。
「あなたは、亡くなったのですか?」
そのとき、運転手は自分の状況を把握した。
何も喋らず、愕然としていた。
陽助は運転手の肩を触ろうとしたが、透き通ってしまう。
もしかして……