生きる

子連れの親子が公園から出るとき、陽助の体に寒気が走った。
脳内にコーン色の車が浮かぶ。
嫌な予感が過る。
その車は親子の五百メートル先に現れた。
携帯電話に気を取られてる運転手は、親子に全く気が付いていない。
このままでは、最悪の事態が起こる。
しかし、陽助の姿は見えない。
ものに触れることも不可能。
死んでいるはずなのに、陽助の額から汗が流れた。