少し考えさせてくださいと言って、寛治は電話を切った。 本音は、素直にボクシングをしたい。 しかし、試合には出られないのだ。 続けられることに嬉しさを感じたが、変な気持ちが邪魔をしてくる。 自分はどうするのか。 寛治本人でさえ、わからないでいた。