生きる

肩を壊してから、一年が経過した。
結局、去年は最下位になってしまった。
しかし、安形の肩はもうダメである。
キャッチボールでさえ、痛みが体に走るのだ。
リハビリをしても、マウンドに立つのは不可能と宣告された。
そんな使えない自分に、球団側も契約を切ってくるだろう。
稔は一人、部屋で情けない自分を笑っていた。