生きる

仕事終わりに、同僚と居酒屋に行った。
愚痴を聞きながら、廉太郎は焼き鳥を口に入れた。
しっかり味わってから、ビールを口に含む。
廉太郎は会社に不満を持ってなく、いつも愚痴を聞く側だった。
同僚の山崎はビールを一気に飲み、勢い良くグラスを置いた。
「あの、立川の野郎。指図ばっかりで、自分は何もしないで。」
立川とは廉太郎たちの上司で、嫌味っぽい奴である。
廉太郎も苦手なタイプであったが、別に相手をしてなかった。
いちいち相手していたら、身が持たないからである。