「ちょっとシチロー!
一体、犯人はどっちなのよ!」
部屋に戻って来るなり、そう怒鳴り散らす子豚。
しかし、そんな子豚を気にかける事もなく、
シチローとてぃーだは
ダイイングメッセージの解読を続けていた。
「それならティダ…両方の濁点が血しぶきだって可能性もあるよ」
「そうね……だとしたら『ハハ』ってなるわね」
それを聞いた子豚は、
再びあの台詞を決める。
「なら、犯人は岡崎夫人!アナタです!」
「あるいは、これは濁点では無く『゜』を書こうとして、かすれて『゛』になってしまったとか……つまり『パパ』」
今度は子豚とひろきの
二人で……
「じゃあ、犯人は岡崎さん!アナタです!」
「やかましい!
さっきから聞いていれば、一体何人犯人がいるんだ!」
「それじゃあ~ジャンケンで負けた人が犯人って事で♪」
「そんな訳にいくかぁぁ~~~っ!」
.



