BLACK×HEAVEN

女性銀行員とリヴォルバーが奥の部屋へ入ってから5分ほど経つと、2人はアタッシュケースを重そうにかかえながらリーダーの所に戻ってきた。



「遅かったな」



リーダーがリヴォルバーに冷たく言い放った。



「すいません」



リヴォルバーはリーダーに頭を下げた。



「中身を確認させていただきますね」



リーダーは女性銀行員にさわやかな笑顔を向けた。



女性銀行員はその素敵な笑顔に少し顔を赤らめた。



お前は、いつでもどこでも色恋かいな。



さっきまで震えてたくせに。



リーダーはアタッシュケースを開き、帯のついた札束をパラパラと確認している。



ところでコイツら、急ぐ気とかはないんやろか。



さっさとせぇ。



「大丈夫ですね。では、私たちはこれで失礼します。お騒がせしました」



ホンマにね。



大騒ぎですよ。



リーダーがそう言い、全員がホッとした時、カタカタと不吉な物音が聞こえてきた。