BLACK×HEAVEN

「なら、死にますか?」



リーダーはジャケットの内ポケットに、指を滑り込ませた。



楽しむか死ぬかしかない選択肢。



やっぱりこのリーダーは普通じゃない。



リーダーのその行動を見たサラリーマンの顔は青ざめ、腰を抜かしたようにその場に崩れ落ちた。



粋がんな、ヘタレが。



リーダーは座り込んだサラリーマンを見ながらニッコリ笑った。



嫌な笑いではなく、穏やかで優しい笑み。



逆に怖い。



リーダーは終始ニコニコし、時々鼻歌を交えながら、仲間が金庫から戻ってくるのを待っていた。