BLACK×HEAVEN

メガネはカバンの中に震える手を突っ込んだ。



金出す気や。



マズいな。



あたしは、何かないかとあてもなく周りを見渡した。



そこで目をつけたんが、ヤンキーの足元に転がってる石ころ。


でも、拾おうとして気がついた。



アカン。



触れへん。



どうしよ…



もうっ!!



石ころ!!



飛べ!!



アイツに当たれ!!



切羽詰まっての念力。



素手でやれへんなんて、あたしも落ちぶれたもんやな。