BLACK×HEAVEN

「じゃあ、思いっ切りジャンプしてみ」



エンマに言われた通り、渾身の力を振り絞ってジャンプしてみた。



その飛躍力は生きてる時と大差なし。



「あー、だめだ。お前ホントついてねぇな」



エンマは小バカにしたような口振りでそう言った。



次はどういう事や。



「宙に浮かぶことは出来なくても、ものすごいジャンプ力があるやつもいるんだ」



あたしにはそれも備わらへんかったってわけか。



確かについてない。



「なんとかならへんの?」



せっかく幽霊になったんやから、ちょっとくらい飛んでみたい。



人間の夢やん?



「無理だな」


「なんで?あんた、閻魔なんやからなんとかしてや」


「閻魔は万能じゃねぇんだよ。それに、神様が決めた事だから仕方ねぇ。あきらめろ」



神様ねぇ…



もう何でもありやな。