BLACK×HEAVEN

「ここに来た奴に、俺が俺だと悟られない為に。


生前や仕事人時代に関わった人間が死ねば、必ず俺の元にくる。


だからお前もここに来たんだ。


でも、閻魔は誰が来ても公平に裁かないといけない。


少しでも甘い審判を下せば、閻魔ではなく審判にかけられた方がグレイブに送られるんだ…


どんなに親しかった奴が来ても、そいつを地獄行きや仕事人にしないといけない時もある。


どんなにヒドい審判でも、それを下したやつが俺だとわかるよりも、全くの他人の方が死者にとってはまだ救いになる。


死者への配慮の為に容姿を変えられるという訳だ。


残酷なほど公平な審判を下すことが、天国に行くための第2の試練なんだ」



リュウはそこで話を中断した。



たぶん、あたしに考える時間を与えてくれている。



リュウの話はあたしにはちょっと難しいけど、なんとか理解する事が出来た。