しばらくあたしをほったらかしにして考え込んでたエンマが、いきなりガラステーブルを両手で思いっ切り叩いた。



いや、割れるて。



「決ぃめたぁ〜」



さんざん考えた割には、えらい軽い発言。


あたしは一気に不安になった。



「しばらくは天国にも地獄にも行かせない」



またわけわからん事言い出しよったわ。



「ほんなら、どうしたらいいんよ」


「俺の下で働いてもらう」


「どういう事?」


「そのまんまの意味だよ。しばらく働くの」


「はぁ」



もうなんか、疲れるわ。



コイツ、詳しい事全然説明しよらんし。



よう裁判官なんて言えたもんやわ。