フラフラのまま進んで行くと、周りよりも火の量が多い場所についた。
ここにいる。
確実に。
そこにあったはずのドアは、焼け落ちてすでになかった。
今もまだそこにある蝶番は、金属で出来ているせいか真っ赤に染まっている。
サーカスでライオンが通り抜ける火の輪のようになっている入り口を入り、必死で目をこらした。
入り口の火の量のわりには中に赤い色はなかった。
その代わり、煙で真っ黒になっていて、やっぱり前は全く見えへん。
「どうしよう…どこにいるかわからへん…」
手探りで探してみたけど、あたしの手は空をかくしかなかった。
「落ち着け」
エンマの声。
その声を聞いただけで、あたしは一瞬にして落ち着きを取り戻した。
「目でみようとすれば余計に見えなくなる。見るんじゃない、体で感じろ」
体で感じろ…
あたしは目を閉じた。
目の裏側まで真っ赤。
リュウ…
ヒメコ…
2人の顔を頭に思い描いた瞬間。
見えた。
いや、感じた。
ここにいる。
確実に。
そこにあったはずのドアは、焼け落ちてすでになかった。
今もまだそこにある蝶番は、金属で出来ているせいか真っ赤に染まっている。
サーカスでライオンが通り抜ける火の輪のようになっている入り口を入り、必死で目をこらした。
入り口の火の量のわりには中に赤い色はなかった。
その代わり、煙で真っ黒になっていて、やっぱり前は全く見えへん。
「どうしよう…どこにいるかわからへん…」
手探りで探してみたけど、あたしの手は空をかくしかなかった。
「落ち着け」
エンマの声。
その声を聞いただけで、あたしは一瞬にして落ち着きを取り戻した。
「目でみようとすれば余計に見えなくなる。見るんじゃない、体で感じろ」
体で感じろ…
あたしは目を閉じた。
目の裏側まで真っ赤。
リュウ…
ヒメコ…
2人の顔を頭に思い描いた瞬間。
見えた。
いや、感じた。

