BLACK×HEAVEN

《お姉ちゃん…早く僕を見つけて。苦しいよ…》



リュウの声が聞こえた。



心なしかさっきよりも力がない。



でも、きっと近くにいる。



《リュウ、大声出せる?》


《のどが痛くて、声出せない》


《じゃあ、おっきな声じゃなくてもいいから。なんとか出せへん?》



「…ちゃ…ん…」



聞こえた。



間違いない。



近くにいる。



《ようがんばったな。リュウの声、聞こえたから。すぐ行く》



これだけ頭の中で会話をしたんやから、きっとリュウの体力もだいぶ消耗してるはずや。



早く行かな。



早く…



早く…