BLACK×HEAVEN

「ちゃんと…


生きてんのに…


がんばって生きようと…


してんのに…


ばあちゃんを恨んで…


復讐なんて…


おかしいと思わへんの…?」



女は指にさらに力を加えた。



目に光が戻ることもない。



このまま絞められ続ければ、あたしは死ぬ。



「ばあちゃんが…


どういう風に…


事故に…


関係してるんかは…


わからへん…。


でも…


リュウはばあちゃんの事…


恨んでへんのと…


違う?


人を…


恨む事よりも…


お父さんが目を覚ます事だけを…


願ってるんやで…。


そやのに…


母親のあんたは…


人を恨むことだけ考えてて…


それで楽になろうとしてるんと…


違う…?


リュウが…


お父さんのために万引き…


しようとしたことも…


知らんやろ…?


よう考えて…みて…。


リョウジの事故は…


ホンマに…


ばあちゃんのせい…?


死ぬほど考えて…


それでもやっぱり…


ばあちゃんのせいやって…


いうんやったら…


殺したらいいやん…。


あたしは…もう邪魔…しぃひんから…。


あんたは知らんかもしれんけど…


ばあちゃんは…


あんたになら…


殺されてもいいって…思ってるん…やで…」