BLACK×HEAVEN

そんなあたしたちの中に荒波が押し寄せたんは、エンマが予告した時間ピッタリやった。



とてつもない空気が家の中に充満する。



悪意の塊。



姿はまだ見えへんけど、深く黒いベトベトした何かがあたしたちにまとわりついてきた。



胸が押しつぶされそうな強い感情。



体が痛い…



胸が苦しい…



カズサを見ると、カズサも苦悶の表情を浮かべている。



「カズサ…大丈夫…?」


「うん…。でも…こんなに強い感情…初めて…」



それはあたしもおんなじやった。



ここまでの恨みを持つあの人が、ばあちゃんに何をされたんかがまだわからへん。



「あたしの邪魔をしていたのは…あんたたち?」