BLACK×HEAVEN

「うん。だから、どうしても死なせたくない。何があっても守ってみせるから」


「そうだね」



カズサはそう言ってあたしの手を握った。



幽霊になってから、生身の人間に触れる事が出来ひんようになった。



だから、人の温もりを感じる事が出来るんはカズサと一緒にいる時だけ。



カズサは、今のあたしにとってのビタミン。



なくてはならないもの。



特にあたしは…



人の何倍も温もりが恋しくて、人の何倍も温もりを欲してしまう。



カズサは、そんなあたしの気持ちをわかってくれてるんやと思う。



あたしたちはそれから数分間、何の言葉を発する事もなかったけど、相手の気持ちが自分の気持ちよりもわかった。



いつも以上に穏やかで、心が凪いでいる。



あと3分。