BLACK×HEAVEN

「あの女にとって邪魔な存在がお前だとバレる前に、お前の方から近づくか?それとも、知らないふりをして出来るだけ時間を稼ぐか?」



1+1の答えを聞かれるよりも簡単な質問。



「エンマ。あんた、今まであたしの何を見てきたん?そんな質問、する意味がない」


「お前、俺より男前なんじゃねぇか?」


「当たり前や。だってあんたに育てられた仕事人やもん」



あたしは大空に向かってピースサインを出した。



「そうだったな。悪かった。でも、気をつけろよ」


「わかってる。グレイブには死んでも行きたくないから」


「よし。じゃあカズサ、ルイを手伝ってやってくれな」



エンマに初めて話しかけられたカズサは物怖じする事もなく、あたしと同じポーズをとった。



大空に向かって思いっきりピースサイン。



「了解」



心強い相棒が出来た。