BLACK×HEAVEN

「あの人は何で…生き霊になるほどの恨みをばあちゃんに持ってるん…?」


「それは…」



あたしはエンマの声に、いつも以上に神経を集中させた。












「わかんねぇ」












………………………はい?













「わからんって何よ!」


「俺にだってわかんねぇことはあんだよ。


あの女がばあさんに強い恨みを持ってる事はわかるが、その理由は本人にしかわかんねぇだろうが。


みんなお前みたいに単純に作られてねぇんだよ」



最後の言葉は無視する事にした。



いちいちつっかかってたら話が進まん。



確かに、言われてみればそうや。



人の気持ちを100%わかるなんてあり得へんもんな。



ただ、あたしにはエンマの心の中がちょっとだけわかる。



まだ他に何かある。