BLACK×HEAVEN

2人は徐々にばあちゃんのいる居間に近づいている。



そろそろばあちゃんに強盗の事を知らせようと、あたしは一端居間に戻ることにした。



「遅かったね。何だった?」



あたしが居間に戻ると、ばあちゃんは暢気にお茶をすすっていた。



やっぱりまだ強盗に気付いてない。



「ばあちゃん、落ち着いて聞いてな。


今、この家の中に強盗が2人おるねん。


2人ともまだばあちゃんがここにいる事に気付いてない。


でもだんだんここに近づいてるねん」



あたしは、ばあちゃんを慌てさせへんように慎重に話した。



「そうかい」



ばあちゃんは他人事のような返事をした。



いや、もし他人事であっても強盗が入ったと聞けば多少は慌てるはずや。



予想以上に鈍感なんか、ものすごい肝がすわってるんかどっちかや。



どっちにしてもすごい。