「よぉ!海司・海里!」 後ろから俺の背中を思い切り叩いてきた男。 コイツは松原修二。 俺の親友だ。 「急がねーと遅刻だぞ!!!」 そう言って修二は走って行った。 「待てよ!」 「待ってよ!」 俺と海里も走りだす。 笑いながら・・・。 走りながら俺は、これからもこんな生活が続けばいいと願っていた。 でもその願いは・・・ 一瞬で砕け散ったんだ。