『………嫌?』 頭がついていかなくて黙ったままの私に、良樹は心配そうにそう言った。 「嫌じゃないです、けど…………」 『けど?』 「その…ちょっと突然過ぎて、びっくりして」 断る理由なんてないはずだった。 これ以上ないくらい格好良くて、大人でお金も持ってて、おまけに優しくて。 だけど何かが引っ掛かった。 なんだろう。