神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。






手をつなぎ、運転しながら良樹は、楽しそうに笑ったり、ときおり私の顔を見たりしていろいろな話をしてくれた。



緊張しながらも私はそれに笑顔で一生懸命こたえた。





こんな風に、男の人に普通に話してもらえる事が、世間の女の子には普通の事なんだろう。





だけど今まで、私の人生はそうじゃなかった。






それは私がデブゆえに、男の子に女の子として…人として、扱ってもらえなかったから。





せめて、ここに存在している人間として扱って欲しい。





いないことに、しないで欲しい。









それが叶えば満足だと思ってた。