神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。




「男の人といると、緊張するんです。だからあまり、仲良くなれなくて」





これ、嘘じゃないよね。






それを聞くと、良樹はへえー、と言って私をまじまじ見つめた。






実際、私はものすごく緊張してた。




こんな格好良い男の人の、こんな近くに座って。



まともに目も合わせられずにいた。





だめだ。




いくら痩せても、心がデブ女のまま。





稲葉さんやトモカを見ると、堂々と目を合わせ、可愛いらしく笑ったり、上目づかいになったりしてる。






ああ……綺麗な子のしぐさ。




それに比べて私。





まるでカカシみたいに、同じポーズから動けないでいる。