神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。




一通り全員の自己紹介を済ませた後は、私はひたすら良樹と喋っていた。





他の二人を見ると、二人もそのまま最初の相手とそれぞれペアになって話しこんでいる様子だったので、私も構わず良樹と話し続けた。



変に全員で盛り上がられるより、こっちの方が気楽だった。







『百合華は、彼氏いるの?』





会ったばかりで呼び捨てにされるのに慣れなかった。




というか、男の人に呼び捨てにされるのに慣れていなかった。






下の名前で呼ばれるほど親しい男友達なんて過去の私にいるわけなかったし。






……ゆうちゃんは、『百合ちゃん』だったから。