神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。





『やったあ!西條さん、痩せたら綺麗なのにって、リカずっと思ってたんだよね。やっぱリカの思った通りだったよ!』




私に抱き着いてそう言う稲葉さん。





痩せたら綺麗、痩せたら綺麗。





もう聞き飽きた、この言葉。




私はもう痩せたんだから。




この言葉はもう二度と聞きたくない。






『それでねえ、西條さん?』






稲葉さんは、キラキラにコーティングされたピンク色の携帯を取り出してこう言った。







『今週の土曜、合コンいっしょに行かない?リカ、合コンは綺麗な子としか行きたくないの。ほら、全員綺麗じゃないとバランス悪いでしょ?』