僕の人生狂いました。

━数10分後━

「泣きやんだか?」
「うん、ありがとね」
「礼には及ばない」

あの後僕はずっと泣き続けた。
あんなに泣いたのは初めてかもしれない。

「…僕、すごく嬉しかったよ。1人じゃないってわかったから。だから、工藤くんにはホントに感謝してる」
「…俺は事実を言ったまでだ。リーダーを励まそうと思って言った訳ではない」
「クスッ、そうだね」
「…何笑ってる」
「何でもない」

工藤くんに全部言ったら、昨日のマイナスの感情が全部なくなって、今はすごく気分がいい。

村田くん達が工藤くんを慕ってる理由がわかった気がする。

ホントに、ありがとう。
工藤くん。

「それにしてもリーダーは童顔のくせに、えらく高校生らしい悩みを持ってるんだな」
「なぁ!?」

童顔は関係ないでしょ!
それに僕ちゃんとした高校生だし!