僕の人生狂いました。

一生懸命口にごはんを頬張ってる。

「ふふ、可愛い」

さっき入れた水もあげたら、焦ったように飲み始めた。

「急がなくていいのに」

よっぽどお腹すいて喉も渇いてたのかも。
もっと早く気付けば
よかった。



しばらくしたらお腹いっぱいになったのか、眠そうな顔になった。

「段ボールの上じゃかたいよね」

僕は以前授業で使った綿を探した。

「あ、あった」

綿は一掴みと半分くらいあった。

「これなら足りるね」

僕は段ボールに綿を
敷いた。

「寝たみたい。ん~、僕も寝ようかな」

今日はいろいろあって、疲れたし。

「勉強してないけど、まぁいいか」

とりあえず僕勉強はきちっとするからね。

今日は特別にやらなくてもいい事にしよう。


「ふぁ~あ…、もう寝よ。おやすみハムスター」


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━午前6時━

リリリリ!リリリリ!
朝だよ!
リリリリ!リリリリ!
朝だよ!

「ん~、朝かぁ」

あ、ハムスター。

ハムスターは段ボールの中で蠢いていた。