僕の人生狂いました。

「それでは神岡、案内を頼む」
「へへっやーだよんっ」

後ろの席の神岡って人、喋り方が軽快だなぁ。

「では先生が案内しよう。放課後職員室へきなさい」

先生に案内してもらうのかぁ。何かやだなぁ。

「お前かわいそー。ハゲに案内してもらうなんてよっ」
「∑えぇっ」

後ろの神岡くんに話かけられた。
一瞬びっくりした…。

「神岡、余計な事を言うな!」
「ほんとの事だっつーのっ」

個性的な人ばっかりだな。
こんなとこにいて大丈夫かなぁ?

━ガラッ━
「!」

誰かが来た。
遅刻かな?

「こら!遅いぞ工藤!」

やっぱり遅刻だね。

「うっせーよ」
「うっ…」

…………∑怖っ

さっきの高橋くんより怖い…………。
先生もたじろいたし。

「ん?」
「∑!」

何かよくわからないけど、工藤くんがこっち向いた。

いやあぁ近付いてくる…。

「貴様、見ない面だな」
「えっと…」
「工藤さん、こいつ今日転校してきたんスよ」

え?
同い年なのに敬語?
あの高橋くんが敬語?