いかにも軽そうな男は、私の走るスピードに合わせ自転車をこいでいた。 「…後ろ乗る?どうせ学校一緒なんだし。このままだと遅刻しちゃうよ!!それに俺と一緒の方が得すると思うけどなぁ」 「結構です。私一人で行けるし、朝からナンパするような奴キライだから…」 そう言いながら私は隣の男に視線を移すと… 男はまたニカッと笑い 「そっ…まぁ頑張って!!」 そう言い残しサッサと自転車をこぎ走り去った。 なんなの朝から… 私の今日の運勢最悪かも… 最ッ低!!!!