プイッと顔を背け私が走りだそうとしたとき…


槙斗は私の腕を掴み。


頬にキスをした。


不意をつかれたキスに、私の体が一気に熱をおび、熱くなった。



「ちょ…ちょっと!!何するんですか〜!!」

「いいじゃん。キスぐらい減るもんじゃないし!!」


そう言って槙斗は自転車をこぎだした。




ほんと…なんて奴!!


「待ちなさいよ…ちょっと!!」


槙斗の後を必死に私は追いかけていた。