塔の上の白雪姫、有刺鉄線の寝台に眠る。 -独白-

アトガキモドキ。




あなたにあたしの声が届くことはないでしょう。

聞く耳を持たないあなたには。


あなたの言葉は今もなお、あたしの胸をえぐり続けているというのにね。


願わくば、あなたの牙にもう誰も

かかりませんように――……。



(あたしみたいなにんげん、ふえてほしくないもの。)