二日後、ついに彼が来た!
きっと私はニヤけて変な顔だ。
『いらっしゃいませ。』
ヤバイ!
声裏返った!
恥ずかしっっ!
「ホット。」
『280円です。』
「はい。」
お金を受け取りコーヒーを用意する。
冷静に。
いつもの作業だ。
緊張するな。
『お待たせしました。コーヒーと20円のお返しです。』
「どうも。」
あぁ!行っちゃう!
待って!
言え!絢!勇気を出して!
『あの!!』
「はい…?」
彼がビックリしながら振り向く。
だって突然店員に、
しかも大声で呼び止められてるんだもん。
『…あの、…間違えてたらごめんなさい。………あの、瞬さんです…か?』
「……えっ?」
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