好きと言えたら







3年前。




大ちゃんはいつものように部屋で私が来るのを待っていたらしい。





ピーンポーン。






当然そのチャイムは私が鳴らしたものだと思ったらしい。




「……麗奈。
今日は何しに来たんだよ?」


「今日こそ彼女にしてもらおうと思って。」


微笑みながら大胆な発言をする麗奈。


普通の男なら即落ちるだろうな。


くっきり二重にふわふわのパーマ。


華奢な体なのに出るところは出ている。



「…あのなぁ麗奈。何回も言ってるけど…」


「私、こないだ大輔の部屋に忘れ物したんだ!
お邪魔しまーす!」


「おい!」






この後、大ちゃんは部屋にかけつけ
いきなりキスされたと言うのだ。



私は運悪くその場面を見たらしい。