らぶ☆すとーりー 4

「須藤さん、お待たせしました。」



私は、須藤さんに小走りで近づく。



「くすっ、走らなくても大丈夫ですよ。」



「はいっ・・・。」



「じゃあ、行きましょう。」



須藤さんは私の手を掴む。



えっ・・・?



その手は、“もう大丈夫”って私に言っている気がした。



私にはその手が、とても温かいたくましい手に思えたのだった。



駅前の洋食屋さんに入ると、デミグラスソースの良い香りが私の鼻をくすぐる。



「美味しそう・・・。」



「でしょう?」



須藤さんは得意げに私を見て笑った。