ふたり




何度も 何度も



「何かあったら
絶対にすぐ連絡しろよ」



心配そうに柊ちゃんは繰り返し言って



学校へ行った



とたんにシーンと静まりかえる室内



静寂ってどんな騒音より
耳に響く気がする………




「う~ん………」



ベッドで寝返りをうって



柊ちゃん行っちゃったら



一気に身体ダルい………



このまま動きたくない……



私の枕の横


柊ちゃんの枕をじっと見つめて



そろそろと腕を伸ばして
柊ちゃんの枕を抱きしめる



くんくん と鼻をくっつけ
枕の匂いをかぐ



……柊ちゃんの匂い…



私って変態っぽい?



でもでも柊ちゃんの匂い嗅いだら少し元気出る



ぎゅうっ


ベッドにもぞもぞ寝転んで柊ちゃんの枕を抱いて



「さぁ、仕方ないから病院行くかぁ」



ちゃんと病院行かなきゃ
柊ちゃん 怒るだろうし



本当は このまま枕抱いて眠りたいけど



ポンポンと枕を元の場所に戻してノロノロ ベッドを出て



支度をして病院へ向かった