「………結?」
抱き合ったあと
裸のまま くっついて
とりとめのない話をしていると
途中で結の返事がなくなる
腕の中
オレの胸に頬を寄せて
結は寝息をたてていた
………寝ちゃったか……
そっと結の顔にかかる髪を
指でよける
結の無防備で安らかな寝顔を見つめて
この3ヶ月……
結の身体は
確実に小さくなってた
その変化は 紛れもなく
オレに現実を突きつける
主治医の田所先生には再三、告知をするようにと迫られていた
『奥様が身体の変化に気がつくのは時間の問題です』
『ご主人が話せないのであれば私から説明します』
田所先生に言われる度に
『必ずオレから話しますから』
そう答えてはいたけれど
未だ結に言えない………
いや、言えないんじゃない
言わないんだ、オレは



