ふたり




もう オレの目からは

涙が止まらなくて



「い…いやだよ…結……

そんなのっ……いやだ……

ずっと、ずっと

結は…オレの奥さんじゃないと

オレの奥さんは…結だけだっ…」



小さな手で


オレの頬に伝う涙を


結は拭って



「……意気地無しは嫌いだよ」



「嫌いでも、なんでも………
オレは無理だ…………
結……そんなの無理だ」




「覚えておいて

私はあなたの子供として

また生まれ変わるよ

だから、頑張って

また幸せ掴んでね」


ひどいよ、結


こんなに愛してるのに


ひどいよ ひどいよ


結はひどい


オレの気持ちを
わかってくれない



グズッ……グズッ……


嗚咽をもらして号泣するオレを


結は ずっと 抱きしめて



「大丈夫、大丈夫だよ柊ちゃん

あなたは優しいから

すぐ幸せになれるよ

大丈夫、大丈夫

必ず、また逢おうね約束だよ」



そう 何度も 呟いた