耳の奥で
オルガンの音色
外国人牧師の
おかしなイントネーションの
誓いの言葉
死が ふたり を 別つ時まで
なんだよ
永遠って 期限付きか?
どっちかが 死んだら
永遠は 終わりなの?
そんなバカみたいな『永遠』が あって たまるか
オレは 死んだって…………
嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ
結、嫌だ
死ぬなんて 嫌だ
「…………っ…、柊ちゃん?」
結が 目を覚まし
ゆっくり 頭を起こした
オレは顔を背けて
急いで涙を拭いた
「……私、寝てたの?」
まだ 寝ぼけた声を出して
壁の時計を見上げてから
「あ、散らかして ごめんなさい」と
慌てて テーブルの上のアルバムを結は閉じた
バタンと アルバムの閉じた重たい音は
胸を 締め付けた



