ふたり




深夜の2時近く



家の扉を開けると



リビングのドアから白い光が漏れていて


………結、まだ起きてる?



酔っておぼつかない足で廊下を歩き



リビングのドアノブに手をかけると少し緊張した



答えは まだ 出ていない



それでも オレが帰るところは


世界中 どこを探しても


結 キミのいる場所だけだから




「ただいま」と言いドアを開けると



リビングは静寂に包まれて



結は テーブルに突っ伏して
眠っていた



小さな背中に


やっぱり胸は痛いけど



肩に かけたリュックをソファーに置いてから



「結、こんなところで寝るな……」


そう声をかけて


目に入った


テーブルの上



アルバムが開いてあった



寝てる結の隣に腰をおろし


アルバムをのぞくと


結婚式の時の写真だ


レースのベールを着けて


純白のウェディングドレスを着て 幸せそうに笑う結がいた