「柊、本当にお前 何か困ってるだろう?
言えよ。」
タバコ臭いハンカチで
目頭を押さえて
いや、なんでもないです
そう言わなきゃならないのに
何か言おうとするたび
カッコ悪い 嗚咽が漏れて
なんでだ?
なんでだよ?
なんで
結がこんなことになるんだ
なんで
なんで
なんで
なんで
なんでだよ
神さま なんでだよ
なんでオレの結なんですか?
「……ふっ……うぅ……
す…すみませ…………」
結を想うと
なんでだよって
理不尽さに腹がたって
涙は止まらなくて
高野先生は何も言わずに
タバコに火をつけて
オレが泣き止むのを
ただ待ってた



