「何が目的なのっ!」

優の叫びが響くだけで何も反応はない。

ーー覚醒せよ!

「何か答えてよっ!」

恐怖と苛立ちで立っていることが出来なくなった優は、その場にしゃがみこむと、耳を塞いでいる手に更に力を加えた。

ーー覚醒せよ!

ーー覚醒せよ!

ーー覚醒せよ!

「うるさいっ!うるさいっ!うるさーーいっっ!!」

優の叫び声と共に、突然全てが遮断された。