それは初恋で、





私は、棚からマスクを取り、装着し、窓側から外へ出た。


早紀ちゃんは保健室の扉から出て、私を探している人達に私の居場所を問われるも、反対方向を示して遠ざけてくれた。



自転車置き場には幸い無人で、私は鞄の中から昨日詰めた使えそうな工具を取り出し、何とか直そうとした。




カチャーン
キーン

ガチャガチャ

ジャラッ…




何か…
コレ、絶対最初より哀れな形になってる、よね…。




「あ~ぁ、酷いねコレ」




誰か来たッ!!




私は、マスクを鼻まで上げて俯いた。