それは初恋で、




「ま、俺の場合ね。なんてゆーか…、コイツだ!! ってのが分かったから他が見れないだけ」

「あ、あの…それって、う、 運命の人…」

「あぁ~、そうとでも言うのかな」




湊介さんは少し照れた。




「良いですね。奈美さん、すごく想われてて」




湊介さんは更に照れた。




「わ、変な汗出てきた! 本人には絶対言えないな」

「…? すごく嬉しいと思いますよ」

「いや、無理無理無理」





強い否定に言葉が返せず。