それは初恋で、





- 男湯 -





脱衣場で服を脱ぐ相沢と叶。





「何だよ、アレ」

「何が」

「…負けねーから」



ドスッ




「痛ッ…」




相沢は叶のミゾオチに拳を入れた。


浴場で、2人は若干の距離を取って座る。

一通り洗い終え、2人は湯船に浸かった。





チャポーーン…




静かな浴場に響く水音。




「なぁ…」

「何」

「最近、藤沢良く笑うよな」

「……何、自分のおかげだって言わせたいの?」

「ちげーよ。お前、性格悪いな」

「…」

「そうじゃなくて。幸村は、最初藤沢ってどういうイメージだった?」

「…最初って?」

「じゃ、初めて話した時」

「眼鏡とマスク…」
「見た目じゃなくて」

「変なヤツ?」






もういい。