それは初恋で、






「あれ、何お前ら玄関で溜まってんの?」




相沢くんが合流した。




「何でもないわよ」




早紀ちゃんはそう言って、恐らくワザと…叶くんを蹴って中へ入って行った。




「ジャマするよー」

「お邪魔しまっす」




みんな、中へ入って行った。




「藤沢、一人で大丈夫だった?」

「うん、大丈夫だよ。ありがとう」



早紀ちゃんは小野さんたちを案内するから、相沢くんが迎えに来てくれると言ったけど、準備にどれくらい時間が掛かるかわからなかったし、待たせてしまうのも悪い気がして断ってしまった。結局一番乗りしてしまったけれど。

叶くんの家はすぐ近くだから一人で平気。

それに、あの事件のことも怖かったけど、みんなのおかげで忘れられる時だってある。